電子機器組立を委託するファブレスメーカー

メーカーと言えば、昔は企画、設計開発、デザイン、生産、販売の一連の業務を自社で行う事が当たり前でした。



しかし、近年では国内外で生産を請け負う企業が増大し、多くの分野のメーカーが生産を委託するケースが増えています。電子機器業界でも、パソコンや携帯電話・スマホを中心に、こうした生産委託は当たり前となっており、大手のメーカーにおいても、自社の海外工場から生産委託にシフトしている企業もあります。

これは電子機器組立が高度化している事が大きな要因となっています。


電子機器の心臓部である半導体や電子部品をプリント基板に実装し、電子回路を構成する工程も面実装化と言う高密度実装となり、そのノウハウ構築を自社の海外工場で行う事に時間と費用を要するようになって来ているのです。

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それゆえに、ノウハウを有する電子機器組立専門の企業に委託した方が経営ロスを抑える事が出来るからです。



こうした時代背景を考えれば、中堅・中小の電子機器メーカーであっても、商品企画、設計開発、デザイン等に優れていれば、その電子機器組立を委託する事で大手と互角に戦う事が出来る可能性があると言う事になります。また大手が手を出さないニッチな商品分野に、ファブレスメーカーとして新規参入する可能性も考えられるのです。

こうした時代背景を上手に活用し、強かった日本の電子機器業界の復活を夢見て、アイディアを有する若者が積極的に起業を行う事を期待したいものです。